オフィス内装工事|アルミパーテーションの特徴やメリットを解説
オフィスの間仕切りである「パーテーション」は、オフィスの環境や利用目的によって、素材を選ばれることをおすすめします。
パーテーションの素材に違いがあれば、コスト面や性能面、そして設置施工にも違いが出てきます。
数あるパーテーションの中で、ポピュラーなタイプがアルミパーテーションです。
軽くて丈夫でコストを低く抑えられる特徴があり、また、デザイン性に富んでいることから選ばれているようです。
カラフルに自由で楽しいオフィスづくりには、カラーパネルが多いおしゃれな空間を演出できるアルミパーテーションはぴったりです。
今回は、デザイン性の高い「アルミパーテーション」の特徴やメリット、デメリットについてご紹介していきます。
アルミパーテーションとは
アルミパーテーションは、アルミ素材で作られた支柱(フレーム)にパネルをはめ込み、間仕切りをつくっていきます。
パーテーション自体はすべてがアルミでできているわけではなく、支柱となるフレームの部分だけです。
パネル自体は薄いので、その強度を高めるためにハニカム構造(蜂の巣のような形)の紙を芯材に使っています。
アルミパーテーションの特徴
特徴としてあげられるのが、低価格なコストで施工ができる点です。
素材費が安価であることと、軽量のため施工しやすく短期間の施工が可能なため、施工費も低めに抑えることができます。
アルミパーテーションのメリット
メリット1 導入コストが安い
素材の単価が安価なこと、軽量で設置しやすいことから設置費用が抑えられ、低コストのパーテーション施工に向いています。
メリット2 デザインが豊富
最近のアルミパーテーションは、パネルカラーのバリエーションが増えています。
中には、今までデメリットであった支柱が目立つことを改良し、支柱と一体化して見えるモノも登場しています。
デザインバリエーションが豊富なことで、オフィスイメージの変化を楽しむことができます。
アルミパーテーションのデメリット
デメリット1 遮音性が低い
使用するパネルの厚みが3センチ前後であり、パネル内が紙のハニカムコアですので、スチールパーテーションと比較すると、どうしても音漏れしやすいです。
デメリット2 耐火性が低い
パネルの芯材にペーパーコアを使用しており、耐火性が低いため、消防法により、高層ビルで可燃ペーパーコアを使用したアルミパーテーションは使用できません。
※パネル芯材に難燃性のペーパーコアを使用した不燃材料認定を受けた商品も販売されています。
アルミパーテーションとスチールパーテーションの違い
アルミパーテーションは、遮音性や耐火性の低さがデメリットではありますが、コストや施工期間の短さなど、導入するメリットがたくさんあります。
スチールよりココが優れているアルミパーテーション
アルミパーテーションとスチールパーテーションは、素材が金属ということで比較されやすいパーテーションです。
スチールパーテーションはアルミパーテーションよりも、素材が丈夫であること、遮音性や耐火性に優れている点があります。
アルミパーテーションは、遮音性、耐火性に劣りますが、とにかく軽量でデザインのバリエーションが豊富です。
施工期間も短く、素材価格も施工費用も低コストですから、スチールパーテーションよりお手頃な価格でパーテーション施工を実現できるのが魅力となっています。
パーテーションのランマは、開けるor開けない
パーテーションのランマ(欄間)とは、ハイパーテーションの上部と天井の間の隙間のことを言います。
この空間を開けたままにしておくのを「ランマオープン」と言い、ふさぐことを「ランマクローズ」と呼びます。
それぞれに利点と欠点がありますが、パーテーションを設置する際に、ランマオープンかランマクローズかを選択して施工していきます。
ランマオープンとランマクローズの違い
ランマオープンにすると、天井周辺で空気が通ることから、間仕切りした部屋同士の循環ができることで空調設備も流用できます。
これにより、ランマクローズの状態より空調設備が少なくてすみますので、コストを抑えることにつながります。
しかし、当然ながら空気が流れるということは、音も漏れるということになります。
ランマクローズにすると、天井部との隙間がないので、遮音性が高まり、セキュリティの面で効果が期待できます。
しかし、空間を防ぐことで空気の対流が、他の部屋とはなくなりますので、空調の設備などの設置が必要になります。
また、ランマクローズの場合、消防法により非常灯、火災報知器、スプリンクラーなどの消防設備を増設する必要がでてきます。
パーテーション工事での消防法の注意点はこちらの記事もご覧ください→担当者必見!オフィス内装工事で知っておきたい法律~消防法~
まとめ
アルミパーテーションは、遮音性と防火性の低さがデメリットですが、コストがあまりかからず施工期間も短期間で済むという導入メリットがあります。
遮音性や防火性などを、少しでも高めていく工夫などできることもありますから、アルミパーテーションをお考えの際には、施工会社と相談されることをおすすめします。
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一級建築士。国立大学工学部卒業後、中堅ゼネコンへ入社し、2001年に一級建築士の免許を取得。2007年にワンナップクリエイティブサービスへ入社し、17年以上オフィス移転やオフィス内装工事に携わり、お客様窓口、設計、現場対応までを総合的にサポートしている。