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オフィス内装工事|オフィスのバリアフリー化とは

オフィス内装工事|オフィスのバリアフリー化とは

障害者雇用促進法や障害者手帳を持つ精神障がい者の雇用義務化によって、企業は今後、さらに障がい者を雇用する機会が増えています。

そのような中、誰もが不自由なく働くことのできるオフィスの環境づくりが求められています。

いわゆる、オフィスのバリアフリー化への促進です。

オフィスのバリアフリー化とは、どのようなことなのか、またオフィスのバリアフリー化に伴い、どのようなことに注意すべきかなどをご紹介していきます。

誰もが使いやすいオフィスの実現

昨今の障害者雇用促進法による障がい者雇用への認識の高まりから、オフィスにおけるバリアフリー化が進んでいます。

たとえば、オフィスには妊娠中の方や、怪我をされている方、高齢者や障がいを持った方などがいらっしゃることも多くあります。

全社員が、オフィス内で働きやすいように、レイアウトを設計し、内装工事によってバリアフリー化することは重要です。

車いすでもオフィス内をスムーズに移動できるように、床の段差を解消し、歩行する近くの壁には手すりを設置するなど、オフィスで働く人が快適に過ごせるようなオフィス環境を整えることは大切です。

バリアフリーオフィスとは

バリアフリーオフィスとは、車椅子を利用していて歩行が困難、視力や聴力が低下している、杖などを使用しているなどの障がい者や高齢者にとって、利用しやすいデザインやレイアウトを施したオフィスのことを指します。

バリアフリーといえば、スロープや手すりを設置するだけで良いというイメージを持たれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、実際にその使い勝手が良いかどうかを、車椅子を使用して使用者の立場でオフィス内装を考えていくことが必要です。

廊下での車椅子の行き来が容易な通路幅や危なくないスロープの角度を設定することはもちろん、エレベーターの下部に乗車、降車ボタンを設置する工夫は必須です。

また、ビルのエントランスについても、来客者の訪問先企業の第一印象にも関わるため、こだわりをもってデザイン設計することは大切でしょう。

つまり、企業ブランドのイメージを大切にしつつ、バリアフリーオフィス化の対策を考えていく必要があるということになります。

バリアフリーオフィス化のポイント

業務スペースにおいては、OA機器などの配線や配線カバーが床上にあると、つまずきやすくなりますし、また車いすの通行が困難になります。

配線などを格納できるOAフロアは、オフィスのバリアフリー化には、必ず検討する必要があります。

健常者の方が机上で想像しても、実際に車いすを使用して使いにくい場所にはなかなか気がつきにくいものです。

そうした点を理解し、細かな場所にもバリアフリー化をしていくことは、誰にも優しいオフィス環境づくりにつながります。

オフィスのバリアフリー化への対策とは

オフィスのバリアフリー化には、すべての人が使いやすく快適なオフィスの環境が重要とされています。

そのため、バリアフリー化の内装工事をするにあたり、レイアウトの段階から快適で活用的なオフィスをつくることを考えていくことが必要です。

オフィスバリアフリーの内装具体例

エントランス

エントランスは企業の顔であることから、デザイン面にも十分に配慮をしていきましょう。

たとえば、エントランスアプローチ、出入り口や廊下などの幅も充分に設け、緩やかなスロープをつけて段差を無くすようにしていきます。

また、扉は引き戸か自動ドアとし、車いすの方でも出入りしやすくします。

これは、車いすの方だけでなく高齢者や子ども、杖を利用する方や妊娠中の方の通行にも役立ちますし、台車を使う時にもスムーズな動きが可能となります。

オフィス内

OAフロア

PCや電話、OA機器などのLAN配線や電源コードなどを床の下に収納することで、つまずきや引っ掛かり、転倒などの事故を防ぐことができます。

OAフロアの施工は、バリアフリー対策だけでなく、電源タップの配線も整頓されてオフィスの床がすっきりきれいに見えます。

家具の選定

オフィスの内装だけでなく、デスクなどの什器についても、車いすの方でも使いやすいモノを選びましょう。

オフィスデスクは、車いすが出入りしやすい高さや幅を確保できるモノ、そして引き出しも使いやすいタイプという具合に、全体的に作業のしやすさに細かく配慮したモノを選びましょう。

また、キャビネットやロッカーなどの収納什器は、引き出しや扉が開けやすいかを考えるだけでなく、車いすに座った高さからでも収納物が取り出しやすくスムーズに使えるかも意識することが選ぶときの重要ポイントとなります。

レイアウトの工夫

オフィスのバリアフリー化で重要なのでは、デスクの並び方を考えることです。

オフィスのスペースは限られていますので、スペースを効果的に使えるオフィスレイアウトを考える必要があります。

デスクとデスクの間隔は、椅子が背を向き合うオフィスレイアウトにする場合、車椅子が負担なく通れるように1.8~2メートルほどの幅を持たせたレイアウトを考える必要があります。

まとめ

バリアフリー化のためスロープを導入するときに、健常者向けに階段を設けるなど、健常者にも配慮したデザイン導入も重要です。

全ての人たちのために、働きやすいオフィスをつくっていくこと、それがオフィスのバリアフリー化への第一歩です。

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