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コンクリートにひびが入る原因と補修の種類などを解説

コンクリートにひびが入る原因と補修の種類などを解説

コンクリートは、道路やトンネル、橋など多くの建造物や、ビルや住宅などの建築物に使われています。

構造的には、とても硬いうえに耐久性の面で優れていますが、表面や内部にひび割れ(亀裂)が発生しやすい素材でもあります。

コンクリートのひび割れの原因には、経年劣化とコンクリート構造物の置かれている天候や環境、コンクリートにかかる荷重などの原因が考えられます。

ひび割れている状態によっては、その構造物が倒壊などの危険な状態になる場合もあることから、ひび割れの原因や補修についての対策を知っておくことが必要です。

今回は、私たちの生活に密着したコンクリートに、ひびが入る原因とその補修についてご紹介していきます。

コンクリートのひび割れとは

コンクリートにひび割れが起きてしまう要因には、コンクリートが圧縮には強いけれど、引っ張る力には弱いというコンクリートの性質にあります。

すなわち、一度固まると強固に固まり変形しにくいため、何らかの作用で引っ張る力が加わると、ひび割れが起こりやすいということです。

ひび割れの原因とその状態

ひび割れが起きてしまう要因を理解したところで、ひび割れが起きる原因ですがこれにはさまざまあり、ここでは代表的な5つをご紹介します。

疲労

コンクリートの床は、常に重量を受ける状態にあります。

たとえば、道路や重量のあるコンテナ置き場などでは、コンクリートに繰り返し、相当な重さがかかります。

時間の経過とともに、コンクリート自体がだんだんと疲労していき、不規則なひび割れが起きます。

乾燥収縮

打設されたコンクリート内部の水分が、時間と共に蒸発し、コンクリートの体積が減ることで引っ張られ、ひび割れを起こします。

乾燥収縮ひび割れの対策としては、コンクリートの骨材や調合の検討、ひび割れ誘発目地の設置などが挙げられます。

地盤沈下

建物の基礎が沈んでしまうことで、コンクリートにひび割れが発生します。

基礎が沈む原因は、建物の荷重により地盤の水分が抜け出す圧密沈下が主な原因です。

また、地下水の減少、地盤の動き、地震などでもコンクリートにひび割れが生じます。

鉄筋の腐食による膨張

コンクリート内部の鉄筋が錆びることにより膨張し、コンクリートにひびが入ります。

コンクリートは強いアルカリ性で、それがコンクリート内部の鉄筋の不導体被膜となり、鉄筋が錆びることを防いでいます。

コンクリートは大気中の二酸化炭素により、アルカリ性から中性に変化してしまい、鉄筋周りまでコンクリートが中性化した場合、不導体被膜が壊れ鉄筋が錆び始めます。

コンクリート内部の鉄筋には、十分なかぶり厚さ(コンクリート表面から鉄筋までの最小距離)を確保し、中性化を防ぐことが重要になります。

一度コンクリートにひびが入ると、空気や水がコンクリート内部に侵入し、鉄筋が錆びるのを加速させ、ますますひび割れが広がることになってしまいます。

温度差

外気の温度差が大きくなることで、コンクリートが膨張したり収縮したりを繰り返すことで、ひび割れが起きます。

氷点下の環境にさらされている場所では、コンクリート内部の水分が凍結と融解を繰り返すことで、コンクリートが膨張、収縮し、ひび割れが起こるようになります。

コンクリートのひび割れの種類

コンクリートのひび割れは、その形状で2種類に分けられます。

ヘアクラック

ヘアクラックは、その名の通り「髪の毛」のように細いひび割れで、経年劣化や乾燥などで起こります。

そのひび割れは幅0.2~0.3ミリ、深さ4ミリ未満のサイズで「収縮クラック」とも呼ばれています。

すぐには重大な欠陥には繋がらない傾向にはありますが、ヘアクラックが多く発生している場合は補修することをおすすめします。

構造クラック

構造クラックは、幅0.3ミリ以上、深さ5ミリ以上のひび割れです。

これが起きるのは、凍結被害や地震、地盤沈下、施工不良などで起きるひび割れです。

別名「貫通クラック」とも呼ばれ、内部の鉄筋にまでひび割れを起こしていることもあり、放置するとますます鉄筋の腐食が進み、ひび割れの拡大を招くことになります。

建物への危険を招く恐れもありますので、早急に補修する必要があります。

コンクリートのひび割れの補修方法

コンクリートのひび割れに関する補修の方法は、ひび割れそのものの状態やその周辺の状況によって様々な方法があります。

ひび割れは建物に与える影響が大きくなることもありますので、すみやかに補修していきましょう。

ひび割れ被覆工法

ひび割れ被覆工法は、ひび割れの表面に塗膜弾性防水材やポリマーセメントモルタルなどを塗布し表面被覆を構成することで、ひび割れ内部への水や炭酸ガスの侵入を防ぐ補修方法です。

幅0.2mm以下の微細なひび割れの補修に用いられています。

ひび割れ注入工法

ひび割れ注入工法は、幅0.2mm以上のひび割れに樹脂系やセメント系の材料を注入する工法です。

この工法によって、ひび割れした部分の防水性や耐久性を回復させることが可能となります。

ひび割れ充填工法

幅1.0mm以上の比較的大きなひび割れの補修に適した工法です。

ひび割れに沿って、コンクリート表面にU字型の切れ込みを入れ、その部分に補修材のポリマーセメントモルタルやシーリング材などを充填いく工法です。

まとめ

コンクリートのひび割れの原因とその補修方法について説明をいたしました。

コンクリートは、私たちの生活や社会の基盤を支え、なくてはならない重要な建築材です。

建築物の重大な欠陥を引き起こしかねないコンクリートのひび割れは、発生を目視したらすぐにでも適切な補修が必要です。

ひびわれの原因によって、適切な補修方法なども変わりますので、かならず専門の補修工事会社に補修の相談をされることをおすすめします。

法人専門内装プロは、オフィスの床、オフィスビルや工場、倉庫などの床、壁など各所のひび割れ補修を承っております。

大阪7区(大阪北区、大阪中央区、大阪西区、大阪淀川区、大阪福島区、大阪浪速区、大阪天王寺区)内でビルや倉庫、オフィスでのコンクリートひび割れ補修をお考えでしたら、法人専門内装プロにご相談ください。