オフィス内装工事|オフィスの天井クロス張替え工事
オフィスの天井は、クロスの経年変化で色変わりが目立つようになり、それが天井の汚れのように見えてきます。
近づいて見てみると、ホコリやなにかのシミやカビなどが蓄積されている場合や、部分的に剥がれているなどということもあるでしょう。
そこで、オフィスの内装工事の一環として、オフィスの天井クロスを張替えて、オフィス内を明るくされるのはいかがでしょうか。
オフィスの天井のクロスを張り替えるだけで、天井を高く感じ、開放感あるオフィスに変貌させることもできます。
今回は、天井クロスの種類やクロスを選ぶ際のポイント、張替えのタイミングなどについて解説していきます。
天井クロスとは
天井クロスとは、天井の仕上げに貼る装飾用の壁紙類のことで、ビニール系や織物系など複数の素材の種類があります。
それぞれに、機能やデザインなど豊富なバリエーションがあります。
基本的にクロス仕上げの天井には、防火性能のある安全性を重視した石こうボードの天井が施工されています。
石膏ボードの天井は、パテ処理をしてクロス貼りや塗装を行っていき、天井を仕上げていきます。
また、表面処理済みの化粧石膏ボード(ジプトーンなど)仕上げの天井にも、パテ処理をしてそのままクロスを貼ることも可能です。
天井クロスの種類と特徴
天井クロスには素材によって、様々な種類があります。
ここでは、オフィスでよく使われる代表的な素材の種類と特徴をご紹介していきます。
ビニールクロス
ビニールクロスは、オフィスの内装工事のクロスの中で、一番多く使用されている部材です。
価格的には、デザインにもよりますが、量産品クロスはほとんどが安価なモノが多いです。
ただし、ビニールクロスは化学物質を含んでいるため、シックハウス症候群を起こす可能性があります。
ビニールクロスを選ぶ際には、シックハウス症候群対策商品である、F☆☆☆☆(エフフォースター)に認定された商品かどうかを確認しましょう。
紙クロス
紙クロスは、パルプなど紙を原料としているクロスで、色や柄などデザイン性にも富んでいます。
素材が紙であることから、エンボス加工もしやすく通気性がよく、放湿性にも優れているという特徴があります。
ただ紙のため、擦れに弱いという点と厚みがなく薄い素材であることから、施工時には下地調整が重要になります。
オレフィン系クロス
オレフィン系クロスとは、合成樹脂から作られたクロスで、ビニールクロスに似た特徴がありますが、燃やした時にビニールクロスのような有毒ガスがほとんど出ないため地球環境に優しい素材です。
また、表面が傷つきにくく汚れもつきにくいというメリットもあります。
オフィスの天井にアクセントクロスを取り入れ、オフィスをおしゃれに。
アクセントクロスというのは、クロスを部分的に他のクロスとは違う色やデザイン(柄)のクロスを取り入れて室内のポイントにするクロスのことです。
使用することで、単調だったオフィスの印象を変えることができ、おしゃれな雰囲気を演出することが可能です。
最近では、天井に木目柄のクロスを活用し、高級感を演出するスタイルが増えています。
木目調のレッドシダーのクロスは、色味も木材のナチュラルな雰囲気で、高級感とおしゃれな空間を作ることができます。
天井クロス張替えのタイミングと張替え工事の流れ
天井クロスの張替えのタイミング
天井クロスの張替えのタイミングは、経年劣化によるクロスの色の変化や汚れが目立ち始めた時期です。
おおよその目安として、オフィスのクロスの張替えは10年〜15年がタイミングとされています。
7年目を過ぎたあたりから汚れが少々気になり始め、10年経つと継ぎ目の部分の隙間に汚れが目立ち始めます。
そのように天井のクロスに変色や汚れ、はがれなどが目立つようになれば、オフィスの天井クロスの張替えをおすすめします。
天井クロスの張替え工事の施工手順
天井のクロス張替え工事は、既存の古いクロスを剥がしていく作業から始めます。
剥す前には、剥がしたクロスが床に落ちますので、作業前に必ず床の養生をします。
剥がしていく時は、カッターを用いて天井の端から、クロスをめくりながら剥がしていきます。
下地を傷つけないように、慎重に丁寧に剥がしていく必要がありますので、内装工事会社の熟練の技を持った職人さんが張替え成功のカギを握っています。
既存の古いクロスを剥がし終えたら、天井にへこみやキズがある場合には、パテを使用して補修する下地調整が必要になります。
パテをしっかり乾かしてから、クロスの張替え作業を行います。
その時は下地とクロスの間に空気が入らないように慎重に張り、端まで貼り終えたらクロスをカッターで切り落として終了です。
まとめ
オフィスのイメージを変えたいとか、汚れの目立ち始めた天井のクロスを張り替えたいときには、オフィスのイメージを考えて、どのようなクロスを張っていくか、その選定や貼り方などを考えていきましょう。
たとえば、壁のクロスの色よりも天井クロスの色を明るくしますと、天井が高く感じられる効果があります。
また、オフィスにワンポイント入れて、おしゃれにしたいとか高級感を演出したいときなどには、アクセントクロスを使用するなど、オフィススペースの使い方によっても天井のクロスをどのようにするかなど、色々とご検討されることをおすすめします。
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一級建築士。国立大学工学部卒業後、中堅ゼネコンへ入社し、2001年に一級建築士の免許を取得。2007年にワンナップクリエイティブサービスへ入社し、17年以上オフィス移転やオフィス内装工事に携わり、お客様窓口、設計、現場対応までを総合的にサポートしている。