オフィス内装工事|壁材化粧フィルム・化粧塩ビシートが持つ機能やメリットを解説
オフィス内装のひとつとして、壁の仕上げは大切な工程です。今回の記事では、壁の仕上げに使用される材料として挙げられる化粧塩ビシートについて種類や機能、メリットなどを紹介していきます。
壁材の塩ビシートとは
塩ビシートとは、壁の仕上げ材として使用される化粧フィルムです。ポリ塩化ビニルと呼ばれるプラスチックの一種が素材です。プラスチックということもあり、耐久性に優れ、内壁だけでなく外壁や家具にも使われます。
壁材クロスとの違い
内壁に使用される仕上げ材として塩ビシートと並んでクロスが良く使用されています。壁材クロスの素材はビニール・紙・織物などがあり、プラスチックを素材とした塩ビシートとは違った質感に仕上がります。壁材クロスは基本的に内壁の仕上げ材としての用途しか見られません。
壁材クロスの素材にはビニール・紙・織物などがあると述べましたが、最も多く使用されているのはビニールのクロスです。ビニールクロスはカスタマイズ性と補修性に優れており、塩ビシート以上に商品にバリエーションがあります。また、ビニールクロスは製品自体の価格も施工コストも低く、低予算で導入しやすいのも魅力です。
塩ビシートが持つ機能
塩ビシートにはオフィス運用を便利にする機能が備わっています。また、商品によってそれぞれの機能が強く生かされているものもあります。
耐久性が高い
素材がプラスチックであるため、衝撃に強く、長持ちしやすいという点がメリットとして挙げられます。また防火性も高く、防災の観点からも高い安全性が評判です。
防カビ・防臭
商品の種類に関わらず、塩ビシート自体が持つ機能として、防カビ・防臭が挙げられます。そのため、水気の多い場所や物置などにも採用しやすいというメリットがあります。
明るさの向上
商品によって程度は異なりますが、塩ビシートは基本的に光の反射率が高く、部屋の照度が高く保てます。光の反射率が高いことによって社員にとって作業しやすい環境になるだけでなく、電気代の節約に役立つ可能性もあります。
塩ビシートを導入するメリット
塩ビシートを壁の仕上げ材として使用することのメリットはいくつかあり、先に紹介した壁材クロスとは異なる魅力があります。
高級感のある質感を再現しやすい
高級感や素材感を活かした内装の質感を実現するのにも塩ビシートは便利です。可能なら壁を木材や大理石で仕上げたいという企業様は多くいらっしゃいます。しかし、実際にそれらの素材で壁化粧を行うのは材料の確保だけでなく施工にも大きなコストが発生します。
塩ビシートの中には木材や石などの素材感を再現した商品が数多く存在します。これらの商品は塩化ビニルの丈夫なテクスチャーも相まってかなりの再現度を誇ります。リーズナブルに高級感・素材感を演出できるのが塩ビシートの魅力です。
統一感を演出できる
塩ビシートは内壁だけでなく、外壁や家具、看板などにも使用できるため、材質を合わせることで統一感が演出できます。外観に合わせて同系統の塩ビシートを内装に採用するのもおすすめです。
大手メーカーの商品を紹介!
塩ビシートのの中でも有名な商品を紹介して行きます。それぞれメーカーの生産する商品ラインをまとめて読んでいるものです。
ダイノックシート
ダイノックシートは、3M社の商品『ダイノックフィルム』を指して呼ばれています。裏面に粘着剤がついており、扱いやすい商品です。種類もかなり豊富で、メタリックなものや木目調、石目調のものまで幅広く展開されています。
リアテックシート
リアテックシートは有名なサンゲツ社の商品です。ダイノックシート同様バリエーションが豊富で、屋外用、玄関用など用途ごとに商品を探したり、防カビや防水など、重視する機能性から商品を探すことができます。
まとめ
今回は内装工事に関わる化粧塩ビシートについて、種類や機能を解説してまいりました。壁材の種類や製品ごとにそれぞれ異なる特徴やメリット・デメリットを踏まえた上で、自社のオフィスにとって最適な壁材を採用してほしいと思います。
法人専門内装プロでは、塩ビシートの貼り替え工事をはじめオフィス内装工事全般に対応しております。壁材につきましてもご相談内容に合わせて適切な素材や工事プランをご提案してまいります。
法人専門内装プロでは、オフィスレイアウト図面の作成はもちろん、パース図(立体完成予想図)も作成し、視覚的にお客様がイメージしやすいご提案を行っております。
大阪7区(大阪北区、大阪中央区、大阪西区、大阪淀川区、大阪福島区、大阪浪速区、大阪天王寺区)内でオフィスの内装工事をお考えでしたら、法人専門内装プロにご相談ください。
2019年入社。ワンナップクリエイティブサービスで広報を担当し、オフィス移転や内装工事に関わりながら自社メディアのコンテンツ制作を精力的に行なっている。