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オフィス内装工事| 図面記号「GL・FL・CH」って何?

オフィス内装工事| 図面記号「GL・FL・CH」って何?

オフィスの内装工事や移転を検討する際に、相見積もりをすることは、もはや当然のことですよね。同じような条件ならば、値段は安いに越したことはありませんから。

そして、やっと揃った各社からの見積もり。

しかし、比較しようにも「図面に表示されている記号がわからなくて困った…」という体験をされる方が多いのではないでしょうか。

この記事では、図面で見かける記号について疑問をお持ちの方に向けて、図面で見かける「GL・FL・CH」について解説していきたいと思います。

図面で見かける記号とは

使いやすいオフィスをつくる際に欠かせないものが、図面になります。実際に立ち会わなくても図面を見るだけで、実際のイメージを感じ取ることが可能になる重要な情報源です。

図面には寸法を補助する記号が記載されていますが、実に様々な種類があります。

しかも、建築業界では共通認識であるため、その記号についての説明が添付されていないことがほとんどになります。

そのため、記号を理解していないと、記載されている内容がよくわからずに、混乱することが多くなってきます。

よく見かける「GL・FL・CH」について

オフィスの内装工事や移転を検討する際、業者から提出される図面によく記載されている記号が「GL・FL・CH」になります。

これらの記号にはどのような意味があり、どのように使い分けられているのでしょうか?

オフィス内装工事でのGLとは

図面で見かける「GL」とは、「地盤面の高さ」のことになります。

「Ground Level(グラウンド・レベル)」または「Ground Line(グラウンド・ライン)」の頭文字をとったものになります。

建物が建っている土地の高さは、すべてが同じとは限りません。そのため、「設計GL」という、基準となるGLをあらかじめ定めます。

この「設計GL」を基準として、各フロアの床の高さなどを表現します。フロアの高さが設計GLよりも10cm(100mm)高かった場所は、「GL+100mm」と表現されます。

オフィス内装工事での「FL」とは

図面で見かける「FL」とは、地盤面の高さである「GL」からの「床面の高さ」のことになります。

「Floor Level(フロアレベル)」の略称のことですが、「Floor Line(フロアライン)」と呼ばれることもあります。どちらの場合も、表記は「FL」で変わりません。

構造図や設備図の図面には各階の床が明記されていて、1階は「1FL」、2階は「2FL」となります。

似たような記号に「SL」があります。「SL」も「FL」と同じように、「GL」からの高さを表します。しかし、「SL」が構造的な床の天端であることに対して、「FL」は床の天端になります。床材の厚みも入る分、「FL」の高さの方が高くなります。

オフィス内装工事での「CH」とは

図面で見かける「CH」とは、「天井の高さ」のことになります。

「Ceiling Height(シーリング・ハイ)」の略称になります。

この「CH」は床面の高さである「FL」からの高さであり、数字が大きければ大きいほど、天井までの高さがあるということになります。

フロアが同じでも部屋によってCHが異なるケースもあるため、CHは部屋ごとで記載されています。

「よくわからないまま」はトラブルのもと

図面に記載されている記号の意味が分からないと、たくさんのトラブルが想定されます。

複数の会社からの見積もりを比較する際には、施工工法などの違いで、FLやCHが違って提出される場合があります。そうなると、どちらの提案がよいのかを判断することができなくなります。

また、打合せのときの内容と違う図面が提出されてきても、その間違いに気づかないで注文をしてしまうこともあります。

トラブルを避けるためには

トラブルを避けるためには、業者から提出される図面に記載されている記号を理解できるようになることが必要です。

今回ご紹介した「GL・FL・CH」をはじめ、建築記号を理解することで、複数の会社から提案された図面を比較検討することができます。

また、図面から完成後の様子を把握することができるようになるので、完成後のトラブルを避けることができるようになります。

さらに、よくわからないことは業者に問い合わせることも、トラブルを回避するためには有効です。

どのような疑問でもよいので、気になったことは、気軽に業者に問い合わせてみましょう。

まとめ

「図面で見かけるGL・FL・CH」について、お分かりいただけましたでしょうか。

ただでさえ細かくてゴチャゴチャした図面に表記されている、記号の数々。見ただけでゾットするかもしれませんが、理解してしまえばわかりやすい省略記号になっています。

それらの記号の違いをしっかりと把握することで、図面を正しく理解できるようになります。

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